沖縄の地理的条件や気候条件を利用した農産物の本土出荷は、本土産農産物の端境期にあたる冬場に集中して出荷されているが、目を東アジアへ向けると、農産物の生産が少ない香港やシンガポールでは、近年の中国産農産物の農薬や安全性の問題で、安全でおいしい日本産の農産物に人気が出ている。そこに、沖縄県産農産物の分け入る可能性がないか調査したところ、冬場は本土の加温施設でしか栽培できない野菜が売られていたが、沖縄県では露地で栽培している野菜であった。
上記の沖縄の産地としての有利性を活かせば十分に単価と鮮度面でも価格競争に対抗できる、と確信したのです。
夏場が旬の野菜である「ゴーヤー・オクラ」も夏場の香港・シンガポールでも販売可能な沖縄野菜だ。それと、平成21年10月より、全日空が那覇空港をハブ空港とした、アジアゲートウェイ構想の中心としての役割を担うべく、沖縄県産野菜を海外に輸出する体制を整える必要性を痛感している。
尚、沖縄県では他府県に比べ工作放棄地が多く、農業に携わってない農地地主が全国一である。その意味からも、遊休地と化した農地を活かした農業を全国でも有数の農業県にすべく、努力していかねばならない。

香港における青果の流通は日本本土の他の都道府県が先行して進出してきており弊社、及び沖縄県にとっての市場参入は後発となってしまっている。
そのため、販路開拓には本土企業及び地域との中で、沖縄側が如何に優位性があるかを訴えることが重要となる。その中で弊社は本土との気候が異なる沖縄の「地の利」を活かす戦略を推進している。
例えば、冬の時期に本土産がボイラーなどで加温栽培を行いコスト高になる中、冬場の露地栽培が可能な沖縄では値頃感のある青果を提供できる。
また、香港と沖縄の直行便運行による追い風も活かし、「新鮮でかつ値頃感ある青果を、本土とは異なる時期に旬に演出できる」といった販売を実行している。

香港にとって最も魅力あるブランドは「日本」である。その中で弊社も沖縄産野菜(例えばゴーヤーなど)だけに特化するのでなく、沖縄で栽培された一般野菜を積極的に出荷している。
現在では「ゴーヤー」「島ラッキョウ」「パインアップル」「パッションフルーツ」「ホウレンソウ」「小松菜」などあらゆる商品の流通に成功している。
また今後の定番化の為に、また香港の消費者が食べれ慣れていない野菜を食べてもらうために、店頭での試食販売に工夫を施しプロモーションを実行した。
本事業で行った「ゴーヤー」の店頭プロモーションを例にみると、ドレッシングの中でも
「胡麻ドレッシング」をかけて試食していただくと消費者からも評価が高いなど、現地の嗜好あった食べ方を模索したり、商品「Fresh Air Flown」 といった沖縄産野菜のブランドシンボルを添付するなど、沖縄青果ブランド化も積極的に推進していった。
香港2010シンガポール 社員研修2010年シンガポール高島屋にて「やきいも」が人気に!
香港では日本本土の他の都道府県からの青果が流通していました。しかし、冬場になると、どうしても日本本土では加温施設で野菜を作ることになり、その値段はコストがかかって高くなってしまいます。しかし、同じ時期にでも沖縄野菜は露地で栽培が可能であり、値ごろ感のある野菜を出荷できます。そこに香港でもまだ沖縄野菜を流通させる販路を見出しました。日ごろ、現場で野菜・果物を取り扱う社員たちに海外では日ごろどんな野菜・果物がスーパーに並び、消費者に買われているのか、どんな商品が受け入れられるのかを実際に目で見て、肌で感じて欲しい、とシンガポールにて研修旅行に行って参りました。「焼くだけ」で甘くてほくほくの沖縄さつま芋。低カロリーで、ヘルシー、とシンガポーリアンにも受け入れられました。
沖縄焼きいもがシンガポーリアンのおやつの定番になる日も近い!?
シンガポール2011年3月高島屋沖縄フェアーシンガポール高島屋にて沖縄野菜に興味津々なお客様!シンガポール高島屋沖縄フェアーにて試食風景!
沖縄からシンガポールまではるばる船旅で10日間かけてやってきた沖縄野菜達。
それでもフレッシュなままで、沖縄フェアーに出品することができました。
日本の野菜・果物はすでに「日本産」という一種のブランドになっているシンガポール。
今度は「沖縄産」というブランドが定着するように、もっと海外の人に沖縄県産野菜・果物を知ってもらえるよう、どんどん広めていきたいです。
沖縄県産マンゴー・紅芋・黒糖などを使って作ったお菓子も沖縄フェアーに出品しました。「おいしい~!」
  
シンガポールにて沖縄の認知度があがりました!  
シンガポーリアンはバカンスになると、海外に遊びに出かけます。沖縄は温暖で、きれいなビーチがいっぱい、とシンがポーリアンの行ってみたい場所のひとつとなっています。
沖縄フェアーを通して、沖縄を更に知ってもらう良い機会となりました。